今年初めてのブログ更新が2月末となってしまいました😅
一部の生徒さんにはすでにお話しているのですが、実は今年に入ってすぐ、娘が入院しました。
娘はそれまで健康で何も障害もなく、のほほんと過ごしていたのですが、突然両目が見えなくなってしまったのです。3日間ほどで。本当に焦って、不安で、、現実と思えない日々でした。親子で大病院に駆け込みまして、混雑する病院内で朝から夜まで、ハードな検査、検査、検査、、、の結果「視神経炎」という聞いたこのない病名を聞かされました。
即、入院してください!1ヶ月!!早くしないと網膜に影響が。と言われました。
もう、早く治すためなら何でもやります!入院1ヶ月OKです、宜しくお願いします!! という感じでした。治療に使う薬の副作用や、今後行う検査の危険性、後遺症など、ちょっとすぐには受け止めきれない辛い話ばっかりでした。。。親の私が半泣き状態で、入院の説明を受け、、なんだかずっと現実ではない感覚でした。初診から2日間ほどのできごとが、まるで5日間くらいのように感じて。いろんなことがありすぎました。
そして娘の入院生活がスタートしたのですが、なんと小児病棟は親の付き添いが原則、のお話が。え!知らなかった・・。もう、そこから私生活がバッタバタでした。下の子はどうする?今日の保育園は誰がお迎えに行けるか?いまは誰もぜったい風邪引けない、大人の手が足りない、仕事休まなければ、連絡せねば、、、、と。常にスマホ片手に入院中の娘の介護、仕事の連絡、病院では急な検査も入ったり、診察、結果のこと、医師の重大な話、、、、もう頭はパンクしそうだし、病院生活ははじまったばかりだし、娘は目が見えないからずっとやることないし。
大きな検査を終えて、その後すぐにステロイドパルスという点滴治療が始まりました。3日間はずっと点滴を打ちます。どこへいくにも点滴スタンドと一緒!娘はいろいろな管につながれながら、親子でそのような生活を続けました。このとき娘は全盲に近かったので、わたしが食事を食べさせてあげたり、シャワーを手伝ったり、トイレも常に一緒に行きました。赤ちゃんに戻った感覚でした。
唯一、心底救われたのは、娘本人がいつでも明るいこと、いつも通りの娘であったこと、です。取り乱すことはいっさいありませんでした。
採血では合計16本血を抜いたり、背中に針を入れて髄膜液を採取したり、MRIを二回、CTも撮って、一時間近くかかる視野検査に耐えたり。目が見えなくて一番不安なのは本人のはずなのに、変わらずニコニコできるあなたって!娘、凄すぎる。入院生活をエンジョイしているように見えました。
人生で初めて経験した入院の付き添い。小児病棟では日々いろいろな光景がありました。
治療が痛くて泣き叫ぶ男の子、夜になると家に帰りたいと泣く女の子。点滴スタンドを持ちながら廊下を歩いていた男の子が、3日後には腰を曲げて、歩くのがやっとという光景を見た時は本当にショックでした。みんながんばっている。患者も家族も。フロアの看護師さんも、いつも充分に気を遣いながら働いてくれているのだ、というのがよくわかりました。
続く。