楽器をやる人とは

最近感じたことを書きます。

楽器をやる人、やり続ける人とは、「自分の音」を表現したいんだ!と。

そこには正解も不正解もないです。(いや、細かことを言えば美しく弾くための音程とかリズムとかはありますけどね。笑)

ここの教室に通ってくださる生徒さんもそうですし、私自身もそうです。要はバイオリンを通じて自分のセンスを表現したい。私の場合はたまたま今その道具がバイオリンであって、この先おばあさんになってもやりたい表現方法は変わるかもしれませんが。

バイオリンは難しい楽器だから、心から音を楽しむ「音楽」になるまでは本当に苦労します。だから、本質を見失いやすい。

途中で挫折する人もいるし、他の道に進んだり、興味が変わったり、我慢してがんばってみたり。。先生や親に怒られながら、いったい誰のためにやっているんだか分からなくなることもあるでしょう。(私がそれでした)

それでも、ある程度やり遂げたあとに見えてくる世界があります。

基本的なテクニックが身についたあと、生徒さんに「じゃあこう弾いてみようか!」とレッスンで私が提案してみることがあります。

たとえば曲の情景です。そこは想像なので自由なのですが、最近のレッスンでは「車窓から見える景色がこの小節でガラッと変わったら?どんな雰囲気になるかな」とか。

他には「ここはまったく違う性格の人が会話している場面だとしたら、、どんなふうに弾いてみる?」とか。

そうすると生徒さんからもいろいろな想像が湧いてきて、アイデアを教えてくれます。

そのようなレッスンはとても楽しいです。想像力が増し、会話も弾み、お互いに笑顔も増えますね。そのような温かい雰囲気がとても好きです。だからバイオリン教室はやっていて楽しいし嬉しいのです。

そして最近気がついたこと、それが「私の音楽(音楽教室)」なのですね。

これからもそのモットーがブレることは、ほぼ無いと思います!

人間は創造できる生きものですから、その一つが音楽です。

これからもできる限り続けていきます♪