バイオリンと姿勢

ジメジメとした梅雨本番ですね。

先日のバイオリンレッスンで発見がありました。姿勢についてです。

生徒さんのバイオリンがだいぶ下がっていて、姿勢が良くないな、、と思いながらレッスンで音階を見ていました。音階って音に集中できるとても良い基礎練習です。

私はここでよーく生徒さんの音を聴いてみることにしました。

ちょっと深みが足りないな、と思ったので「もっと深い音色をつくってみようか。弓の真ん中にむかって圧を入れていくように。先はそのまま圧を変えないで弓を返してみよう」とアドバイスしました。

そうしたら、なんとたったの一回で、生徒さんは深みのあるきれいな音色にガラッと変わりました。そして!

姿勢が良くなったのです。

きっと、「良い音をつくるぞ」という気持ちがそうさせたのだと思いました。

気持ちが姿勢に表れるのですね。ただ「姿勢を良くして弾こう」と言っていたらすぐにまた戻るでしょうし、一回で音も良くならなかったと思い、とても大きな発見でした。