弓の加減

練習中に思ったこと。

弓って音色をつくるところ。要するにイメージどおりに表現できるか?ということ。

それって、普段の生活にも通じることがたくさんあると思いました。

たとえば、料理中に柔らかいものを切るときと、硬いものを切るとき。人は加減して包丁を使います。

ハサミも刃先でカットするときもあれば、全体をつかって一気に切るときも。それはイメージどおりに切りたいから、自然と調節していると思います。

鉛筆で色濃く描くときもあれば、ささっと薄く走り書きをするときもありますね。

みなさんイメージどおりにコントロールしているのです。

たとえば子供が初めてはさみをつかうとき、硬いものを切るとき、大人は上手に切れる工夫を教えてあげる。

レッスンも同じだと思いました。

本当は曲のストーリーに合わせて自然と弓で表現できたら良いのですが、やはり意識しておかないと理想の仕上がりにはなりません。わたしもそうです。

練習中は録音などして注意深くチェックです。(セルフレッスンですね)

レッスンでは、先生側が生徒さんを客観的にみることで、表現の方法をより高めていけるのだと思います。

イメージをもつこと、イメージどおりに弓をコントロールすること。日常生活も同じです。

そして心から楽しむこと。(イヤイヤやってははかどりませんし、いいものができないはず)

大事だと思いました。