言葉えらび

最近のバイオリンレッスンのことです。

ひととおり生徒さんの演奏を聴いたあと、うーん、どうやってコメントしようかな、と私は考えました。

弓の先をもっと使ってほしい。でもそのまま「先を使って」と伝えても、きっとつまらない演奏になってしまうかも、と。

そこで「弓の先を丁寧につかってみよう」とお伝えしました。

すると!

弓は10センチ以上も長くのびのびと使えていますし、音もきれいに。

すごい!うん、これで良し!と、私は嬉しくなりました♬

また別のレッスンでは、弓の動きが全体的に小さいパターン。せっかく弾けているのに、ちょっともったいない。

そこで、弓は右手だけで動かしているわけではない。自分の視界には入らないけど、肩の付け根から、腕全体で運動しているんだよ。と伝えてみました。スポーツと一緒です。

すると生徒さんの演奏は、音のボリューム、発音もよく、とても響くようになりました♬

相手にわかりやすく伝える言葉えらび、大事ですね。

レッスンでは、「伝えて→良くなっていく」という過程を生徒さんと一緒に体験できる喜びがあります。嬉しい限りです。