入退院とリハビリ②

続きです。

幸い娘は点滴の効果が早くに現れ、完治とはいえなくとも無事に退院することができました。あとは通院の日々となりますが、やっと家族も少しずつ、普段の生活にもどってきました。

普通であるということが、どんなに恵まれていて幸せなことか。今回の娘の病気で思い知りました。

生きていればどんどん上を見てしまうし、どこまでも、満たされていないと思い込んでしまうこと、あると思います。きっと人はいつも悩みは尽きないし、何かを追い求めてしまう生きものだ、とも思います。

でも、「普通」であるってすごい事です。平常、すごい!素晴らしい。

よく親子の会話で 親「今日学校どうだった?」  子「フツー・・」

それ、最高だね!!と思えるようになりました。

安全な生活と、健康な心と身体があれば、なんだってできます。

電車だって、平常運転が一番ですよね。毎日も平常であることが一番なのです。

ところで、バイオリンのレッスンは無事に再開いたしました。生徒さんには、長らくお休みをいただきまして、本当にありがとうございました!生徒さんの優しさと、あたたかいお言葉に心底支えられました✨

そこで、、私はこれからリハビリなのです!

なんせ入院騒動で1ヶ月近く、まったくバイオリンを弾いていません。(コワイ・・・)

基礎練習をしなくては。音を出すのがとってもコワイですけど、リハビリ頑張ります(笑)

入退院とリハビリ①

今年初めてのブログ更新が2月末となってしまいました😅

一部の生徒さんにはすでにお話しているのですが、実は今年に入ってすぐ、娘が入院しました。

娘はそれまで健康で何も障害もなく、のほほんと過ごしていたのですが、突然両目が見えなくなってしまったのです。3日間ほどで。本当に焦って、不安で、、現実と思えない日々でした。親子で大病院に駆け込みまして、混雑する病院内で朝から夜まで、ハードな検査、検査、検査、、、の結果「視神経炎」という聞いたこのない病名を聞かされました。

即、入院してください!1ヶ月!!早くしないと網膜に影響が。と言われました。 

もう、早く治すためなら何でもやります!入院1ヶ月OKです、宜しくお願いします!! という感じでした。治療に使う薬の副作用や、今後行う検査の危険性、後遺症など、ちょっとすぐには受け止めきれない辛い話ばっかりでした。。。親の私が半泣き状態で、入院の説明を受け、、なんだかずっと現実ではない感覚でした。初診から2日間ほどのできごとが、まるで5日間くらいのように感じて。いろんなことがありすぎました。

そして娘の入院生活がスタートしたのですが、なんと小児病棟は親の付き添いが原則、のお話が。え!知らなかった・・。もう、そこから私生活がバッタバタでした。下の子はどうする?今日の保育園は誰がお迎えに行けるか?いまは誰もぜったい風邪引けない、大人の手が足りない、仕事休まなければ、連絡せねば、、、、と。常にスマホ片手に入院中の娘の介護、仕事の連絡、病院では急な検査も入ったり、診察、結果のこと、医師の重大な話、、、、もう頭はパンクしそうだし、病院生活ははじまったばかりだし、娘は目が見えないからずっとやることないし。

大きな検査を終えて、その後すぐにステロイドパルスという点滴治療が始まりました。3日間はずっと点滴を打ちます。どこへいくにも点滴スタンドと一緒!娘はいろいろな管につながれながら、親子でそのような生活を続けました。このとき娘は全盲に近かったので、わたしが食事を食べさせてあげたり、シャワーを手伝ったり、トイレも常に一緒に行きました。赤ちゃんに戻った感覚でした。

唯一、心底救われたのは、娘本人がいつでも明るいこと、いつも通りの娘であったこと、です。取り乱すことはいっさいありませんでした。

採血では合計16本血を抜いたり、背中に針を入れて髄膜液を採取したり、MRIを二回、CTも撮って、一時間近くかかる視野検査に耐えたり。目が見えなくて一番不安なのは本人のはずなのに、変わらずニコニコできるあなたって!娘、凄すぎる。入院生活をエンジョイしているように見えました。

人生で初めて経験した入院の付き添い。小児病棟では日々いろいろな光景がありました。

治療が痛くて泣き叫ぶ男の子、夜になると家に帰りたいと泣く女の子。点滴スタンドを持ちながら廊下を歩いていた男の子が、3日後には腰を曲げて、歩くのがやっとという光景を見た時は本当にショックでした。みんながんばっている。患者も家族も。フロアの看護師さんも、いつも充分に気を遣いながら働いてくれているのだ、というのがよくわかりました。

続く。

音楽っていいね

秋晴れの気持ちいいお天気が続いていますね。キンモクセイが香ってきます。

先日、子供の小学校の授業参観(学校公開)へいってきました。

保育園もそうですが、やっぱり子供が集まる場所はいつも活気があっていいですね。少しさわがしいかもしれませんが(笑)、無邪気な姿にこちらも元気をもらえますね。

まずは算数を見学し、次の音楽も少しだけ見学しようかな、と思い音楽室へ。

とってもいいお天気で、窓も開け放ってはじめは合唱から。気持ちの良い歌声、元気な姿勢でみんなで大合唱です!

こういうのって親にはしみますね。感動しちゃいます。あぁ、普段こんなに頑張ってるんだね!すごいね!上手だね!って。

音楽の授業は、「授業」というカチッとしたスタイルよりは、わりと自由に、お話を交えながら進行される先生にも好感が持てました。楽しかったです。

そしてふと音楽室の張り紙を見渡すと。

「心」とかかれたものが目立ちました。その一つには

心が音楽をつくる → 伝わる  というものが。

私はこの張り紙に大きく共感!!そうだよね、音楽ってそうだよね!!って。

自分の仕事や音楽の立ち位置、などに悩む時ってやっぱりあるのですが、こういったところで再確認でき、共感でき、とても嬉しかったです♬

子供の直感力

子供って素直ですよね。心のままに、というか。とくに幼少期は。

先日、下の子と一緒に学習系の動画を見ていました。

何人かの先生が、それぞれ説明しながら指導している動画なのですが、子供は一言。

「このせんせい、キライ!!」

と、はっきり言いました。

これは子供の直感ですね。きっと。

私は上の子のときも、そういった子供の直感を信じてなるべく優先させてきました。

というのも、いま必要なさそうな物とか、今日の予定に合わない服とか、

どうしても、こう!と子供が主張する時があります。しぶしぶ子供の言う通りにすると、

あら不思議。これでよかったのね!ということがよくありました。(我が家だけかもしれませんが・・)

大人ってあれこれ理屈で考えがち。でもそれはそうですよね、人生経験が増えれば、いろいろ考えて先回りしてしまうもの。

子供はその分こわいもの無し!という感じで、そのとき感じたままに、心のままに、というか。のびのびしています。

直感力というのは右脳だそうです。左脳は理屈、理論(=現代の大人?)

いろいろな情報がありすぎて、現代人は頭がパンクしそうですよね。もちろん、効率や利便性は上がっていると思いますが。

だからこその直感力。何が大事なのか、理屈じゃなくて自分で感じ取ること。わたしももっと上げていきたいです。

と同時に、バイオリン教室でも、生徒さんに直感的に感じ取られているのかも?

と思うと、やはり心をきれいに、見えないところも心がけておかないと。と思いました。

無事に

すっかり秋らしくなってきましたね。

ご報告ですが、おかげさまで私は先月末に無事出産しました。

今は赤ちゃんのお世話にてんてこまいな毎日です。2人目はどうやら甘えん坊らしく、1日中だっこ、置いたらすぐ泣く、なんて日が多いです。バイオリンは弾いていないのに左手が腱鞘炎になりそうですが、なんとか順調にやっております(笑)

それにしても、新生児は小さくてやわらかくて、軽~い!

こんな毎日ですが、しばらくは育児に専念させて頂きます。

なお、バイオリンレッスン、体験レッスンは引き続き鈴木先生が担当いたします。

どうぞよろしくお願い致します。