向き合うということ

バイオリン教室で最近よく思うのですが、

一回一回のレッスンは、とっっても大事なんだな、と改めて感じています。

それは、生徒さんと講師が向き合う唯一の時間だから。

私のバイオリン教室は常に一対一で1つのことに集中し、お話したり聴いたり、練習したり、習得したり、、いろいろなことをやってお互いに向き合う時間なのです。

楽器のレッスンは、一見毎回同じような内容を繰り返しているようでも、それは毎回違います。少しずつでも良い変化が必ずあるはずです。

一回30分のレッスンでも、レッスンの最初のバイオリンの音色と、最後の音色に必ず違いがあります。生徒さんの表情も和らいでいることが多いです。

レッスンでうまくできなかった事は、次につながる材料になるわけで。決して無駄ではないと思います。

そうして毎回少しずつ積み重ねていくと、やがて大きな結果がでてくるのだと確信しています。

生涯学べる音楽って本当にすばらしいですね🎵

これからも、向き合う時間を大切に、毎回のレッスンを集中していきたいと思います。

基礎練習は深い

初心者対象のバイオリン教室ですが、おかげさまで生徒さんは5年や10年以上在籍の方が増えています。

生徒さんは教本も進み、いろいろな曲が弾けるようになり、ビブラートやポジション移動などもできるようになっています。嬉しいですね!

そこで改めて感じるのは、「バイオリンの基礎練習の大切さ」。

一見よく弾けている生徒さんでも、レッスン中、私はよーーーく耳をすませて聴くように努力しています。

開放弦のボーイング、音は均一になっていますか?ゆがんでいませんか?音質はきれいかな?弓は一定のスピードで動かせているかな?などなど。

音程も、きれいにきこえる音程とそうでない音程が存在します💦

生徒さんの今の段階に合わせて、じつは細かくチェックをしています。

必ず何かあるので(その日の体調や練習具合によって)、一緒に、良い音作りをしていくための基礎練習をしています。

そうすることで、自分の音ができてくるのです

それは自分にしかだせない、自分の音です。

たとえば鉛筆をいつもきれいに削って綺麗な線がいつでも描けるように、

基礎練習は自分の音をきれいに磨いておく作業かもしれません。

自分がだせる綺麗な音が並べば、どんな曲もきれいにまとまるはずです。

わたしもサボりがちですが、(というかサボっている?)、、バイオリンの勉強は生涯続いています!

基礎練習とバイオリン、これからも細く長くやっていくつもりです(笑)

リズムって大事

長い台風がやっと去りましたね。

まだまだ台風シーズンですが、いろいろと影響が出ないことを祈ります。

さて今日はリズムについて。

ずっと感じていたことではありますが、改めて「リズムって大事」なんです。

リズムをきちんと理解している生徒さんは、自然と弓の使い方ができています。スラーもほぼ間違えません。

弓の配分が上手、譜読みが得意、であることが多いのです。

逆に、リズムがまだ慣れない子は、演奏中の弓が足りなくなったり、スラーをしょっちゅう間違えやすい傾向にあります。

ですので、当バイオリン教室ではリズムを重要視してレッスンを行っております。

レッスンでは、いろいろな手作り教材を使って遊んでいます。(私の発想で使い方があるために、長年手作り教材なんです)

これがけっこう楽しくて、生徒さんからも好評で私自身も頭の体操になっています。

体験レッスンに来てくださる生徒さんには、リズムが苦手な方が多くて意外とびっくりします。私は幸い幼少期に音楽教室で、それこそ遊びながらみっちりと基礎を学ぶことができたので難なく理解することができました。こればかりは「慣れ」も必要と思っています。

ですので、楽器をやるからには基礎である「リズム」を頭と身体で習得してほしいと思っております。

8月のバイオリンレッスンお休みのお知らせ

毎日暑いですね!

みなさまバテていませんか。

暑くてもレッスンに通ってきてくださり、本当にありがとうございます。レッスン中も水分補給などしながら、みなさんで体調に充分気をつけて過ごしたいですね。

さて今月は勝手ながら8月10日〜15日まで、

バイオリン教室は夏季休暇をいただきます。

体験レッスンのご予約はこちらのバナーから入って頂きますとスケジュールの確認ができます。

宜しくお願いいたします。

バイオリンの体験ご予約はこちらから

バイオリンと姿勢

ジメジメとした梅雨本番ですね。

先日のバイオリンレッスンで発見がありました。姿勢についてです。

生徒さんのバイオリンがだいぶ下がっていて、姿勢が良くないな、、と思いながらレッスンで音階を見ていました。音階って音に集中できるとても良い基礎練習です。

私はここでよーく生徒さんの音を聴いてみることにしました。

ちょっと深みが足りないな、と思ったので「もっと深い音色をつくってみようか。弓の真ん中にむかって圧を入れていくように。先はそのまま圧を変えないで弓を返してみよう」とアドバイスしました。

そうしたら、なんとたったの一回で、生徒さんは深みのあるきれいな音色にガラッと変わりました。そして!

姿勢が良くなったのです。

きっと、「良い音をつくるぞ」という気持ちがそうさせたのだと思いました。

気持ちが姿勢に表れるのですね。ただ「姿勢を良くして弾こう」と言っていたらすぐにまた戻るでしょうし、一回で音も良くならなかったと思い、とても大きな発見でした。

楽器をやる人とは

最近感じたことを書きます。

楽器をやる人、やり続ける人とは、「自分の音」を表現したいんだ!と。

そこには正解も不正解もないです。(いや、細かことを言えば美しく弾くための音程とかリズムとかはありますけどね。笑)

ここの教室に通ってくださる生徒さんもそうですし、私自身もそうです。要はバイオリンを通じて自分のセンスを表現したい。私の場合はたまたま今その道具がバイオリンであって、この先おばあさんになってもやりたい表現方法は変わるかもしれませんが。

バイオリンは難しい楽器だから、心から音を楽しむ「音楽」になるまでは本当に苦労します。だから、本質を見失いやすい。

途中で挫折する人もいるし、他の道に進んだり、興味が変わったり、我慢してがんばってみたり。。先生や親に怒られながら、いったい誰のためにやっているんだか分からなくなることもあるでしょう。(私がそれでした)

それでも、ある程度やり遂げたあとに見えてくる世界があります。

基本的なテクニックが身についたあと、生徒さんに「じゃあこう弾いてみようか!」とレッスンで私が提案してみることがあります。

たとえば曲の情景です。そこは想像なので自由なのですが、最近のレッスンでは「車窓から見える景色がこの小節でガラッと変わったら?どんな雰囲気になるかな」とか。

他には「ここはまったく違う性格の人が会話している場面だとしたら、、どんなふうに弾いてみる?」とか。

そうすると生徒さんからもいろいろな想像が湧いてきて、アイデアを教えてくれます。

そのようなレッスンはとても楽しいです。想像力が増し、会話も弾み、お互いに笑顔も増えますね。そのような温かい雰囲気がとても好きです。だからバイオリン教室はやっていて楽しいし嬉しいのです。

そして最近気がついたこと、それが「私の音楽(音楽教室)」なのですね。

これからもそのモットーがブレることは、ほぼ無いと思います!

人間は創造できる生きものですから、その一つが音楽です。

これからもできる限り続けていきます♪

2月の体験レッスンご案内

昨日の雪と雷、すごかったですね。。

本日は雪が積もっていますので、ご希望の生徒さんは振替レッスンで対応させていただきます。

さて、2月の体験レッスン可能なスケジュールをお知らせいたします。

鈴木先生

隔週火曜日夕方1〜2枠、金曜日15:00、土曜日午後または夕方1枠

笠松

水曜日午後1枠

11日(日)臨時でレッスン日となりましたので、体験レッスンも受付いたします。時間はご相談ください。

その他の日程は3月以降でご相談させていただきます。

ご検討宜しくお願いいたします。

今年もありがとうございました!

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今年もあとわずかとなりました。きっとあっと言う間に年明けとなることでしょう(笑)

今年のこと、ちょっと振り返ってみました。

バイオリン教室では約2年ぶりに発表会を行いました。新しい会場で、暑い夏に負けずに本当にみんなで頑張りましたよね!終わったあとのみなさんの笑顔、充実感は忘れられません。

そして最近とくに感じているのは、レッスン中の笑顔。笑顔がとても増えています♪

今まで表情ひとつ変えずに30分のレッスンが終わる生徒さんも、だんだんと打ち解けて、笑顔がみられてとても嬉しいです。

弾き方を間違えてしまっても、ふふっと笑ってしまうとか、何気ないことがレッスンを楽しくしてくれます。

バイオリンをやる理由はみなさんそれぞれかと思いますが、最近私の中でやっと本当の答えが出てきたところです。(何十年かかっていたことか、、)

その答えに従ってレッスンをするように心がけていったら、だんだんとレッスン中の笑顔が増えてきました。

これで良かったんだな、嬉しいな、というのが私の今年の収穫です!

教室に通っていただき有難いかぎりです。

今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

言葉えらび

最近のバイオリンレッスンのことです。

ひととおり生徒さんの演奏を聴いたあと、うーん、どうやってコメントしようかな、と私は考えました。

弓の先をもっと使ってほしい。でもそのまま「先を使って」と伝えても、きっとつまらない演奏になってしまうかも、と。

そこで「弓の先を丁寧につかってみよう」とお伝えしました。

すると!

弓は10センチ以上も長くのびのびと使えていますし、音もきれいに。

すごい!うん、これで良し!と、私は嬉しくなりました♬

また別のレッスンでは、弓の動きが全体的に小さいパターン。せっかく弾けているのに、ちょっともったいない。

そこで、弓は右手だけで動かしているわけではない。自分の視界には入らないけど、肩の付け根から、腕全体で運動しているんだよ。と伝えてみました。スポーツと一緒です。

すると生徒さんの演奏は、音のボリューム、発音もよく、とても響くようになりました♬

相手にわかりやすく伝える言葉えらび、大事ですね。

レッスンでは、「伝えて→良くなっていく」という過程を生徒さんと一緒に体験できる喜びがあります。嬉しい限りです。

教室選び

習い事の教室選び、どうされていますか。

どこをどう見ればよいか?分からない方もきっと多いと思います。また、一対一の個人レッスンが初めてという方はなおさら迷われるかと。

わたしは近所で歯医者さんを選ぶのも相当迷いました。。正直、比較しても違いがわからないし、口コミだってどこまで本当か。

子供の頃からバイオリンの先生のご自宅にうかがって、一対一でレッスンを受けて、、という経験があったおかげで、私はだいたいこういう感じだな、というのが想像できますが、

まったく経験がなければ、ちょっとこわいかも?一度体験したら入会しないといけないのかも?などと考えてしまうかもしれません。

よく決め手とするのは、例えば

自宅や職場から通いやすい場所であること

レッスン内容と料金が納得いくものであること

教室の雰囲気(写真や動画など)がなんとなく良いかも

などがあると思います。

そこで、長年教室をやっていると感じるのは

先生の言葉づかい、言い回し、日常のこと、など

意外とレッスンと関係なさそうな部分を見ることだと感じました。

そこで気の合いそうな先生と巡り会えればラッキーですよ。

仲の良いお友達だって、気が合うということですよね。だから一緒にいて楽しい

バイオリンだって、他の習い事だって、やはり相手が合わなければ我慢の時間でしかない。それはもったいないです。選べるのであれば、教室のHPやSNSから、先生のそういった姿を見て、体験レッスンで会って、決めてみるのも良いと思います。

あとは、とりあえずやってみる!この行動力ですね。何事も、やってみなければ分からないことばかりですから。

体験レッスンなどは、教室の先生方は慣れていらっしゃるので、生徒さんはお気軽にいろいろな門をたたいて行ってほしいなと思います。

実際に私の教室も、気の合う生徒さんばかりに囲まれています。幸せです!

皆さんレッスン歴も平均5年以上など、とても長いです。体験後に入会されても、お辞めになる方はだいたいすぐに退会されます。(2ヶ月など)合わなかったかな、他にいいところが見つかったのかな、とそれはそれでお互いのために良いのです。

ご自身にとって、良い先生が見つかることを願って。

私なりの勝手な感想でした。最後までご覧くださり、ありがとうございました♬